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第二十四話 九月十九日(月) ヘアスタイル談義

last update Date de publication: 2026-07-10 17:33:05

「ねー、アユムー」

「なーにー?」

 昼休み、教会の清掃が終わったら、次は何のボランティアを提案しようかと、ぼーっと考えていると、バーシがボクの髪を手ですきながら、呼びかけてきた。

 バーシは、こうやってボクの髪を触るのが好きみたいで、しょっちゅうこんなスキンシップをされている。

「やっぱさー、髪伸ばす気ないよねえ?」

「うん」

「もったいないなー。こんなにつやつやで、手触りいいのに」

 ため息を吐く、幼馴染み。幸せが逃げますよー?

「ボクが、ギャン泣きしてまで切ったの、知ってるでしょー?」

 ボクは、前世の記憶が戻る前、長髪だった。ただ、記憶が戻ったらどうにも長髪に抵抗感が出て、「今すぐ切りたい!」と大泣きして、家族を困らせたらしい。

 で、以降ずーっとショートヘアというわけ。

「バーシこそ、伸ばしたらいいじゃない。バーシも、いい髪質なんだしさ」

「あははー。だって、楽なんだもん。アユムの真似して切ったら、頭が軽いわ、お風呂が楽だわ、『私、何のために伸ばしてたの!?』ってなっちゃってー」

「もー。そう思うなら、ボクの意思の再確認とか必要ないでしょー。ボクだって、同じだよ」

 ため息
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